研究グループ | 東京大学大学院工学系研究科 総合研究機構

次世代空調技術の創成社会連携講座

作成者: 次世代空調技術の創成社会連携講座|Jul 19, 2022 12:14:00 PM

環境に優しい次世代空調技術を提供するために、新しい熱マネージメント技術を創出することを研究目的とする。具体的には、既存のものとは一線を画する冷凍サイクル、熱回収技術、およびこれらの技術の実現に資する新素材に関する研究を行う。また、大学院生にこれらの挑戦的な研究開発を体験させ、彼らの創造能力を醸成することを教育目的とする。

このためには専門分野を横断した統合的な視点から技術を開発する必要があり、機械工学だけではなく、物理工学、化学工学など様々な工学を結集して、先端技術を応用した新たな発想に基づく研究を行うことが重要となります。

(1)本社会連携講座では、エネルギー変換、材料の基礎研究から、機械装置の開発に至るまで次世代空調技術に係る研究を行います。具体的には、
◦新しい作動媒体を用いた冷凍サイクル
◦新しいエナジーハーベスト技術
などの研究課題に取り組みます。

(2)環境に優しい次世代空調技術の創造思考プロセスを教育します。

(3)研究体制としては、空調事業を推進しているダイキン工業と連携を図ります。燃焼暖房やフロンガスを作動媒体とし排熱回収しないヒートポンプに対して、ゲームチェンジを引き起こす可能性のある次世代空調技術の創出が期待されます。また、これらの挑戦的な研究開発から、創造的なエンジニアを多数輩出すことが期待されます。