研究グループ | 東京大学大学院工学系研究科 総合研究機構

関研究室

作成者: 関研究室|Jul 31, 2022 3:30:00 PM

物質開拓を基点とした創発エレクトロニクス・スピントロニクス

私たちは、トポロジーと対称性を切り口とした新物質開拓を通じて、革新的なエレクトロニクス・スピントロニクス機能を実現することを目指しています。

通常、電子の振る舞いは外部から与えられた電場や磁場によって制御されます。一方、トポロジカルな秩序構造を伴う物質中では、電子が曲がった空間を感じることにより「創発電磁場」と呼ばれる巨大な仮想電磁場が生じることが発見され、その積極的な活用は物質中の電子の制御手法を根底から変える可能性を秘めています。

本研究室では、こうした系のトポロジー・対称性に由来した未踏の量子現象が発現する新物質の設計・開拓を行うとともに、微細加工技術を駆使したマイクロデバイスの作成・計測を通じて、超低消費電力な情報処理・超高感度なセンシング等の応用につながる、新しい電子機能の実現に取り組んでいます。

 

研究室HP: http://sekilab.net/