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次世代エネルギーインフラの創成社会連携講座2022.7.22

次世代エネルギーインフラの創成社会連携講座

洋上風力発電の設計技術およびコスト評価技術の開発

わが国において洋上風力発電設備を建設するためには、複雑な海底条件に適用可能な基礎構造が必要であるとともに、地震荷重等を高精度に評価し低減する必要がある。また、大規模洋上風力発電の導入のため、コストの低減も必要である。

本社会連携講座では、わが国周辺の複雑な海底条件に適用可能な超大型洋上風車用基礎構造を提案するとともに、洋上風力発電設備支持構造物を構成するモノパイル基礎並びにトランジションピースの設計技術の開発を行う。また、地震荷重をはじめとした各種の荷重を評価するための基礎と地盤の相互作用を考慮した連成解析手法を開発するとともに、振動制御技術と地震応答の低減手法を開発する。さらに、大規模洋上風力発電所の建設費・維持管理費の評価手法を開発するとともに、時間領域モンテカルロシミュレーションによる洋上風力発電コスト低減手法を提案する。

風力発電の予測と制御技術の開発

わが国においては風力発電所は風況の良い複雑地形上に多く建設されている。複雑地形上における平均風速および乱流強度は地形の影響を受け場所により大きく変動するため、風力発電量の予測や風力発電設備の設計のために高精度な風況予測技術が求められている。また、風力発電出力は風速により大きく変動するため、大規模風力発電所を電力系統に連系するためには、24時間先までの高精度な短期出力予報技術が必要とされている。

本社会連携講座では、風況予測技術の高度化を行うとともに、大規模風力発電所を電力系統に連系するための風力発電出力の短期予報技術の高精度化を行い、自立分散型電力システムを開発する。

 

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メンバー

  • 石原孟3

    特任教授

    石原 孟 (TakeshiI SHIHARA)

    次世代エネルギーインフラの創成社会連携講座