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横田研究室2023.9.6

世界最高電力密度の超薄型音力発電素子の開発に成功

横田研究室の研究成果が工学部/工学系研究科プレスリリースで掲載されました。

https://www.t.u-tokyo.ac.jp/press/pr2023-09-01-003

 

世界最高電力密度の超薄型音力発電素子の開発に成功 

―会話や音楽、環境騒音など様々な音を利用した高効率の発電を可能に―

東京大学大学院工学系研究科のOsman Goni Nayeem特任研究員(研究当時)、李成薫講師、横田知之准教授、染谷隆夫教授らは、薄型発電素子としては世界最高電力密度の超薄型音力発電素子を開発しました。この音力発電素子は、非常に柔軟な特性を持つ3層のナノファイバーシートで構成されており、総厚さは50マイクロメートルと極薄です。すべての層に通気性があり、平らな基板の上に製造される従来の薄型発電素子よりも環境音を用いて大きな電力を生み出すことができます。さらに、圧電材料で形成したナノファイバーシートのファイバーを一方向に配向させることで、薄型音力発電素子の中で、世界最高の電力密度を実現することに成功しました。今後、モノのインターネット(IoT)やウェアラブル機器への様々な音を用いた電力供給が期待されます。

 

プレスリリース本文:PDFファイル

Device:https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S2666998623000741