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Takahashi Laboratory2022.Jul.30

Takahashi Lab

現代社会において、センシングは生活のさまざまな局面に溶け込んでおり、利便性の高いシステムの構築に役立っています。総合研究機構のプロジェクト研究部門では、社会連携センシング領域を発足させて、大学と社会との間のより緊密な連携の構築を推し進めようとしているところです。センシングは工学系の多くの分野と幅広く関わる分野であるという特徴があり、そのような連携に資するための基盤としての研究を実施しています。

センシングの中でも、特に、量子センサとその応用に関してセンサから周辺エレクトロニクス、ディジタルシステムまでの全体の研究を進めています。さまざまな物理・化学・生物の過程を応用することで、情報を取り出すセンシングは奥が深く、また、境界分野として多くの専門分野をつなぐ部分でもあります。そのような分野の特性をふまえて、なるべく多くの原理を取り込んで発展できるような研究を進めています。

本研究グループでは、光・X線・ガンマ線・イオンビーム・中性子などさまざまな粒子を対象として、光電効果・2次電子放出から超伝導相転移・準粒子生成まで電子・イオン・フォノンなどの信号キャリア生成の部分を追求した高性能センサの開発、コンプトン効果・陽電子消滅・励起状態からの多光子放出などの計測原理を追求したイメージング法の研究、また、高精度・高速にデータを処理するための専用集積回路の開発など量子センシングの研究を学内他部局、国内外の企業や大学・研究所と研究課題の特質に応じて協力しながら進めています。また、中性子の応用に関しては、計測診断技術にとどまらずに、中性子捕捉療法などの治療技術の研究も行っています。これらの研究は基礎物理・分析から医療応用、非破壊検査、原子力、量子コンピュータにいたる広い範囲にまたがるものを目指しております。

Official HP: http://spiny.t.u-tokyo.ac.jp/

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メンバー

  • 高橋 浩之 (Hiroyuki TAKAHASHI)3

    Professor

    Hiroyuki TAKAHASHI

    Takahashi Laboratory

  • profimg_05_三津谷有貴

    Assistant Professor

    Yuki MITSUYA

    Takahashi Laboratory