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2026.9月.28

前工学系研究科長挨拶

加藤泰浩

前工学系研究科長 

加藤 泰浩

 工学が未来を創る 

私たちが生きる現代社会は、地球温暖化をはじめとする気候変動やエネルギー問題、差別や貧困、超高齢化、地域紛争、ウイルス感染症など、複雑かつ困難な課題に直面しています。こうした課題を解決するためには、多様な専門知、経験、価値観を結集して、あるべき未来のビジョンを描き、それを社会において実現する力が求められます。

この力を育むうえで不可欠な学問体系が「工学」です。工学が対象とする領域は、基礎科学を探究する分野から、そこで得られた知の社会実装を主導する分野、さらには新たな融合領域を開拓する分野まで極めて幅広く、研究開発の規模も多岐にわたります。

例えば、IoTやAIを駆使したデジタル革命の推進、量子コンピューティングや量子セキュリティ、宇宙の平和利用や深海フロンティアにおける資源開発、自動運転に代表される次世代モビリティ、超高齢社会に対応したまちづくりやヘルスケア、持続可能な社会の実現に向けたクリーンエネルギーや新素材の探究など、いずれも現代の工学が取り組む重要なテーマです。

それぞれの分野で探究を重ね、そこで得られた知を生かして未来への夢を描き、地球と人類社会にとってより良い未来を創造することが、私たち工学系研究科の大きな目標であり、使命です。

総合研究機構は、工学系研究科の未来を切り拓く重要な使命を担い、「若手研究者の育成」「産学連携の推進」「大型研究設備の共用」などに取り組む戦略拠点です。社会との接点に立つ最前線の組織として、今後も実践的かつ戦略的な取り組みを、これまで以上に力強く推進してまいります。